――――― Requiem ―――――
〜Till Dawn・V〜






§












 …花梨の言葉を聞きながら、泰継もまた、あの鬼との最期の会話を思い起こしていた。





 あの時…神子の手を取り、彼女を庇おうとした自分を見た時に露わになった感情。
 揶揄の裏に隠された苛立ちの気配。

 そして突きつけられた、これまで数えるほどしか接しておらず、それまでは全く眼中にさえ無かったかのような自分の事を執拗なまでに貶めるかのような言葉。








“一度ならず二度までも…”









 あの時、あの鬼は確かにそう言った。





 ――― 泰継は、つい、と深く考えに沈んでいる花梨の横顔を見遣る。





 …あの鬼が神子の言う通り、先代の神子の面影を求めているというのなら、自分をあれほどに敵視した理由は一つしかない。





 先代の地の玄武。安倍泰明。
 自分とその根源と境遇を同じくするもの。

 …彼は、先代の龍神の神子のためにひととなったという。
 それは、彼が彼女を愛したから。そして彼女も ―――…。





 自分はあの者の記憶の中の「安倍泰明」そのひとに似すぎていたのだろう。
 ――― そして、神子である花梨も。





 アクラムが自分達の中に何を視たのか、今となってはそれは推測することしか出来ない。
 だが恐らく、それは単なる姿などではなく…。


 その胎に抱く魂。
 思い。
 それらを映して向けられる眼差しに宿る光。
 其処に生まれる繋がり。


 …そんな、「そのひと」の本質を形作るものが。
 そして彼女の、或いは自分達の今の在り様が、あの鬼の胎の何かに触れたのかもしれない。
 それ故に、何処かで彼女に求めずにいられなかったのかもしれない。


 その心の奥にあるものへの ――― 答えを。





 だが…。





「神子」





 静かな泰継の声に、花梨がゆっくりと振り向く。
 その若草色の瞳は泰継の姿を捉えてはいるが、常よりもその色は沈み、けぶっている様に見える。




 …どうすれば癒せるのだろう。この優しい魂を。




 胸に何とも言えない無力感と歯痒さの齎す痛みが過ぎるのを感じつつ、彼は真っ直ぐに花梨を見つめる。





「お前が「お前」でしかあり得ない事は、誰よりも先代の神子を知るあの者自身が、理解していた筈。それでもあの者はお前に答えを望み、お前は…お前自身の心でそれに答えた。――― そして答えを求められた者が、常にその者にとって最上の答えを与えられる訳でもない」





 自分を見上げている少女に言い含めるかのように、泰継は一つ一つ、言葉を刻む。





 花梨がどれほど真摯にアクラムに対峙していたか、どれほど悩んで今在るこの道に辿り着いたか、自分は痛いほどよく知っている。
 誰よりも近く、誰よりも深く、その姿を見つめていたのだから。




 だからこそ、彼女の行為は決して無駄では無いのだと、そう伝えたかった。
 向けられるどんな思いも真っ直ぐに受け止め、正面から向き合おうとする彼女の優しさと温かさに救われる者も確かにいるのだから。


 ――― 自分のように。





「あの鬼は、最期まで己の路を変えることを認めはしなかった。だがそれは、神子の答えが意味の無いものであったからではない…」







 彼女は気がついていないようだったが、あの鬼は懸命に問い掛け続ける花梨に、僅かではあるが動揺していた。
 苛立ちや嘲るかのような態度は、それを抑えようとする意思の逆の現れ。

 …それは即ち、花梨の言葉がアクラムの胎の琴線に触れていたからに他ならない。




 だが、たとえどんなに相手に親身になり、考え抜いた上で答えを返そうとも、最後に道を決めるのは問うた者自身でしかない。
 そしてそこには必ず、様々な意思や、思いや、感情が交錯する。
 それに左右され、時に自分でもそうと知りつつ、不条理な行動に及ぶ…それが「ひと」というもの。
 意思や感情を持つ以上、それはひとならぬ生まれの自分であれ、「鬼」と呼ばれた者であれ、同じ事だ。




 ならば、あの鬼が頑なに己を曲げなかった事もまた、意思や感情を持つ存在としての、そのような逃れようのない性故だったのではないか。












…そう。

止められぬ想いや感情があるように、
変える事の出来ない路もまた、あるのかもしれないと…。














「…泰継さん…」






 一語一語選ぶようにして、ゆっくりと語られる言葉が、心から自分の事を案じている彼の想いを表しているかのようで、花梨はその温かさに堪えた筈のものがまた、目交を熱くし始めるのを感じる。 








 …アクラムがその意思を曲げようとはしないだろうということは、自分にもうっすらと判ってはいた。


 常に上に立つ者として在るべく育てられた、その矜持。
 一族を滅ぼした事への慚愧の念。
 虐げられて育ったが故の拭い難い「ひと」、ひいては全ての他者に対する不信。


 その全てが彼の心を束縛し、その胎に深い闇の澱を生んでいた。
 それ故に、たとえそこから抜け出したいと思っても、その背負うもの故に路を変えることが出来ない、そういうこともあるのかもしれない。











――― それを哀しいと思うことは、
自分がそれを知らないが故に持ちうる憐憫なのだろうか。

救いたいと願うことは、単なる優越感の裏返しの偽善に過ぎないと…
そんなものはただの傲りだと“彼”は嗤うだろうか。











 …そこでふと、思う。











百年前、同じこの場所で龍を喚んだという先代の龍神の神子。


…彼女ももしかしたら、そんなどうしても解く事の出来ない、彼の抱える柵と、頑なな心の闇を感じ、
そして願ったのかもしれない。


ただ、戦って滅ぼすのではなく、
龍神の力によって全てが浄められることを。












そして、龍を喚んで ―――…。













 花梨は微かな吐息と共に、視線を地へと落とした。
 …瞬間、視界に飛び込んできたものに、その若草色の瞳が大きく見開かれる。









――― その視線の先に落ちていたのは、金の髪の鬼が、この地で最期まで身につけていた仮面。

彼のひとが遺したものは…
その存在した目に見える証は、今やたったそれ一つだけ…。











 花梨は何処か痛ましげな表情を浮かべてふっと瞳を眇めると、徐に身を屈め、半ば地に埋もれるようにして遺されている仮面に手を伸ばし、ゆっくりと拾い上げた。
 そっと指で土を払い落とすと、幾度も目にした、複雑な模様の描かれた白い面が現れる。


 少女の細い指先に伝わるその陶器のように冷たい手触りは、持ち主の閉ざされた心を表しているかのようだった。


 それを目にした花梨の顔が、微かに歪む。




「私、本当に何か出来たのかな…」




 我知らずぽつり、とそう小さく囁く。
 その言葉に意識をそちらへと向けた泰継の眼が、伏し目がちに佇んでいる花梨の姿を捉える。

 手にした仮面に視線を落としながら、誰にともなく呟かれた少女の声は酷く弱々しく、切なげだった。





 …今更、言ってみても詮無い事だとは判っている。
 それでも、そんな思いが胸を掠めるのを花梨はどうすることも出来なかった。





 …もっと、別の方法があったのではないか、と。






 ――― と、不意に泰継がそんな花梨の腕を取り、傍へと引き寄せた。


「泰継さんっ?」


 慌てたように声を上擦らせた花梨は、至近距離から深く澄んだ双色の瞳に見つめられて魅入られたように微かに瞳を瞠り、身動(じろ)ぎを止める。
 泰継は若草色の瞳を覗き込んだまま、淡く微笑んでみせた。




「あの鬼は自ら、その行く末を選んだのだ。神子が気に病む事は無い。…そしてお前は京を、そこに住む者達を、そして私を…救った。それはお前にしか出来ない事だ」




 彼女自身が言ったように、全てを救うことなど出来はしない。それがどんなものであれ、力には限りがあるのだから。
 けれどたとえそこに限りがあったとしても、ひとは最善を尽くすよう、努力することが出来る。


 花梨は ――― 白龍の神子として、それをやり遂げた。
 彼女は、その手の届くものを出来うる限りその力と思いで護りきったのだと、泰継は思う。

 恐らく、それは他の八葉達や紫姫も、そして深苑や千歳でさえも同じだろう。








 …それに何より、この少女がいなければ、自分は人となることなど出来なかったのだから…。








 だからもう、傷つかなくてもいいのだと、そんな想いを込めた泰継の言葉に、花梨はなんと言えばよいのか判らず、ただこくり、と躊躇いがちに頷く。
 そのまま、自分の腕を取っている彼の手におずおずと花梨は掌を添えた。





 何処か縋るように、だが包み込むように添えられた華奢な手から、花梨の温かさが仄かに伝わってくる。
 …それを感じた泰継の脳裏に、不意にただ独り、自分達の眼前に佇んでいたあの鬼の姿が思い浮かんだ。








 ――― 鬼。

 異形の力と姿を持つ者。
 ひととは異なる存在。

 あの金の髪の異形の末路は、或いはもう一つの自分の姿だったのかもしれない。












…それは言うなれば、「ひと」から拒絶されたものの辿る、奈落への路…。














 突然、湧き起こったその奇妙な感慨に、思わず彼は柳眉を寄せる。
 それの齎すものは、酷く不安定で落ち着かない、不安にも似た胸を締め付けるような感覚を覚えさせた。









 …――― 「八葉」として神子と出逢った自分は、いまこうしてひととなって神子の傍らにあり、同じように彼女へ何かを求めた鬼は、全てを喪い、自らを滅びへと招いていった。


 或いはあの鬼は、かつて一族の為に神子の力を手中に収め、支配しようとするという相対する立場に立っていたが故に、神子そのひとを、そしてその言葉に確かに動かされた己自身の心を、信じきれなかったのかもしれない。
 そうして結局、自身ではその枠を壊す事が出来ずに、自らを縛る立場に殉じたのかもしれない。


 だが、神子を護る者として出逢ったか、そうではなかったのか、そんな選びようの無いあらかじめ決された己の在る立場に、それ程に自身の在り様を縛られるものなのか…。
 そんな些細な ――― 偶然とも言えるような、しかし決して自らの意思の及ばない領域で行く末までもが分かたれ、決されたのかと思うと空恐ろしい心地がする。











ひとはそれを“運命”などと呼ぶのだろうか。
自ら選んで歩んできたと思っていた足場はそれほど頼りなく、不確かなものなのか…?













 唐突に胸を占めた不安とも恐れともつかないものを、泰継はぐっと押さえ込む。
 少女の腕を捉えているその手に僅かに力が籠もった。

 何かを、確かめるかのように。












…そんな筈はない。
それがどんなに重い柵(しがらみ)であっても、誰にも逃れる事の出来ないものなど、無い筈だ。





そうでなければ、何もかも…意思を持って此処に「己」が在る意味すら、喪われてしまう。














「…――― 私の心は…お前に出逢うまで、「無」だった。…だが、それで良かったのかもしれないな…」








 ぽつり、と深い処から吐き出されるように、泰継の唇からそんな一言が紡がれる。








 …――― あの鬼の胎は、恐らくは長い時の流れの中で積み重ねられた、一族の想念に占められていた。
 彼は、己の意思に従っているつもりでいながら、いつの間にか、そのうちに巣喰う想念に囚われていた ―――…。





 自身をあれほど強く縛り付けるほどの「思い」が無かったからこそ、自分は自らの胎に差し込んでくる、彼女という「光」を捉えることができたのかもしれないと。

 泰継は今、何故かそんな気がしていた。





 そして、複雑な感慨を湛えて響いた彼の声音を、花梨は静かに聞いている…。












“…――― すべての儚いものの名において、私はこの月の都に滅びを導こう ―――…”














 それは、何処か遙か彼方を見透かす眼差しで、美貌の鬼の唇から紡がれた言葉。



“如何なるものも、滅びから逃げることは叶わぬ”
“異形と恐れられた力を持つ一族は百年の昔に滅び、己が生き残るために「龍神の加護を受けぬもの」として我らを排除し、駆逐した都人も、今また滅びに魅入られている”


“この世のものの全ては夢幻のように儚く、愚かしい存在でしかない………”





 だが、「異端」として排除された自分は龍神の庇護の及ばない存在。
 故に何ものの意志にも囚われず、まつろわず、己自身にのみ従うのだと。
 いま、龍神の加護を受けた者達が滅びゆくのだとしても、自分がその定めに従う謂われは無い。己の行く末は己のみが決めるのだと。

 そうして、彼はいつも孤高の中に独り、佇んでいた。



“この仮面に宿る一族の思念が、私とあなたを分かつのだと、あなたは言った。でも…”





「最期にあのひとと私達を隔てたのは、あのひと自身の…意思、だった…」





 そう、小さく呟くと、花梨は手にしている仮面を視界から消すように固く、瞼を閉じる。
 そして一つ溜息を洩らすと、自らの喚んだ龍によって穢れの祓われた、蒼く澄んだ空を見上げる。








 自らが生き延びるために、自分達に無い力を持つ者達を「異端の鬼」として排除した者達が、いま、滅びの予感に抗うことなく、身を委ねているなど滑稽だと…何の感情も伺わせない声でそう言った金の髪の鬼。





 だが、この路を選んだのが彼の意思だったというのなら、彼は一体何を求めていたのか…。













“力を高めよ。神子。そしてお前の想いと願いをその力を以て叶えるがいい。
…――― それがお前の帰路となり、私の往路ともなる…”














 全てを動かし、変えてゆくという、白龍の「創造」の力。
 その力を高めよと…それが自らの望みに繋がるのだと、静かな、だが強く何かを求める瞳で告げたアクラム。




 その胎に淀んでいたのは、「個」たる存在の思いなど及び得ぬ次元で集まり、強大になった「全」としての意思。




 或いは“運命”という抗い難いものとして受け入れるしか術がないと思えるほどのその流れすら、変えることの出来る力が存在するのかを知りたかったのだろうか。
 自分にはどうする事も出来ずにいるその力に、抗う意思を、それを可能にする思いを持ち得る者が在るのかを。





 そうして白龍の力で今、其処に在る全ての柵を断ち切り、澱みを浄化させる事で、彼の鬼は自身の胎の闇に囚われた「己」もまた、別の何処かへ解き放ちたかったのかもしれない…。












 ――――― 彼の望みは、叶ったのだろうか。いまは静かに、安らいでいるのだろうか…。












 そんなことを思い、もう一度彼の人の遺したものに視線を向けた花梨は、不意に胸の中から込み上げるやり切れないような切なさに、喉元まで熱いものがこみ上げてくるのを自覚する。

 止める間もなく、あっという間に眦から零れ落ちた透明な珠は、空で球く形を結び、ぽつりと彼女の手に握られた白い仮面に滴り、弾けた。




 …――― 途端、その手の中で、白く滑らかな鬼の仮面の輪郭が不意に歪んだかと思うと、さらさらと砂のように形を喪い、崩れ始める。





「あっ…」





 驚いて声を上げると、それに気がついて振り向いた泰継もまた、彼女の手元の光景に双色の瞳を大きく瞠った。



 二人が息を詰めて見守る中で、仮面はどんどん砂へと変わりながら花梨の指の間から滑り落ち、吹き抜ける風に攫われて彼方へと散ってゆく。




 降り注ぐ陽の光にきらきらと輝く、辺りを覆う純白の雪の結晶のように、微かな光を放ちながら。








「 ―――― 「封印」の光と同じ輝きだな…」
「えっ?」








 ぽつりと零れた言葉に、花梨が瞳を瞬かせる。


 気の流れを読み、唯人には見えないものを視る陰陽師である泰継には、空の高みへと還ってゆく光の色とそこに宿る力の気配が視えていた。
 青みを帯びた、美しく清浄な神力を宿すその光、そして穏やかに安らいだ魂の気配…。



 泰継は、ゆっくりと瞳を細める。



 …思い出されるのは、最後の戦いでの、戦う事を躊躇う彼女に向けられた、アクラムの執拗なまでに自身と自分達との違いを強調し、戦いへと導こうとするかのような挑発的な言動。





 しかしあの鬼は、「京を滅ぼす」と言いつつ、最後まで陰と陽、どちらの神子も、その手にかける事はしなかった。
 あの時、どちらかの神子が斃れていれば、均衡を失った龍神の力は暴走し、恐らく京は滅びていた筈なのに、アクラムの態度は、まるで敢えてそれを避けたかのようだった。





 そしてその後、幾度も繰り返された言葉。










 ――― 龍神を喚ばなければ、京は救われないのだと…。










 それはまるで、もう後戻りできない道を進み始めた己を、自らの手で追い詰めていくかのようだった。


 だが、そうする事で、その先に齎される救いを望んだというのなら、確かに花梨の思いは届いていたという事なのかも知れない…。








「…お前の「救いたい」という強い思いと力…それが、その仮面に込められた念を浄化したのかもしれぬな…」








 風の流れてゆく方を見ながら、泰継がゆっくりと呟く。












…本当に、そうなのだろうか。

自分の思いだけでも、彼に届いていたのだと、そう思っても…
願っても、いいのだろうか。





彼の望みを、少しでも叶える事は出来たのだと。














 …花梨は、泰継の方を見上げる。
 その視線に応えるようにゆっくりと、ただ頷きを返す彼の表情は、限りなく穏やかで、優しい。





 ――― いつも、決して偽りを口にする事のない彼の瞳が、自分が感じた思いを信じてもいいのだと告げているような気がした。





 花梨はまだ涙を湛えた若草色の瞳で、泣きそうな表情のまま微笑んだ。

 そしてそっと頭を泰継の肩に預ける。
 傍らの人の温もりを、確かめるように。

 その薄紅の髪を、長くしなやかな指先が、優しく梳くように撫でてゆく…。





 緩やかな波のように伝わる感触に、次第に静かに凪いでゆく自分自身を感じながら、花梨はふと、「現の世界へ還れ」という去り際のアクラムの言葉を思い出す。












…自分にとって、この現実はどうしても喪いたくない、大切なものだった。


この地で出会い、これまで支えてきてくれた人々も、
いま傍にいてくれるひとの温もりも、
そこにある想いも。












―――― だが、数々の者の思いに長く囚われ続けてきた彼にとっては、
最早某かの思いを感じる事すら、苦痛だったのかもしれない。





頑なに思いを向けられる事を拒み、
独り、孤高に在る事でしか「己」を守れず。

そしてその在り様にすら疲れ果て…。















それが、死すら「解放」なのだと語った意味なのだとしたら ―――…。





































“…―――――― お前という「現」の中に妙なる調べを探すのも、

私の最後の夢となるだろう ――――――…”







































 鮮やかな朱に染まり始めた落日の眩い陽射しの下、掌の中の全ての欠片が宙に消えるまで泰継と共に見護り続ける花梨の胸に、蒼く透ける静謐な眼差しと共に呟かれた囁きだけが、いつまでも響いていた…。



























FIN.


2002.4.1(MON)UP.







BACK「Requiem<Till Dawn・U>」



泡沫の和書top



HOME