月虹 § 「心」…そして「感情」。 …それは、常にそこに在りながら、決してこの瞳に映すことは叶わぬもの。 けれど時に温かく、熱く、そして烈しくこの身を照らし、翻弄するもの。 生まれ落ちたその瞬間から凍りつき、 そこに「在る」事すら知らなかったこの心に、 初めて光を投げかけ、溶かしていった、その温もりを。笑顔を。 「愛しい」…という想いと共にこの身の胎に封じ込めて。 そして。 変わる事のない、その優しい感情だけを抱いて。 ――――― 生きてゆけると、思った。 序章 ――― 月暈 ――― (序章 月暈…4/18(Thu)UP.) 第一章 朧の章 第二章 晦の章 終章 白夜の章 ★ ※創作は別ウィンドウで開きます。 MIDI無しでお読みになりたい場合は、このウィンドウを閉じて下さい。 |